抜歯処置
投稿日:2021年1月4日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。歯科医師の山口です。
今日はなるべく避けたい、歯の抜歯処置をしました。
患者様が最初にいらっしゃったときの写真です。
右下の奥歯に噛んだ時にお痛みがあるとのことでした。
最初にお撮りしたレントゲン写真です。右下の歯に根の治療がすでに施された跡があります。
黄色の矢印まで歯を支える骨があり、歯周病ではないことがわかりました。
ところが赤の矢印のところにヒビのような線が見られました。
土台を外してみてみると、歯の内部は大きく虫歯が進行しており非常に薄くなってしまっていました。また、よく歯を観察してみると、やはりレントゲンでも確認できたように歯に何か所もヒビが入ってしまっていました。
今回の様にヒビや根が割れてしまうと、非常にその後のもちが悪くほとんどの場合で抜歯となってしまいます。根の治療をやりなおしヒビや穴の開いた個所を一つずつ修復して限界まで歯を残すという選択肢もありましたが、今回のケースでは患者様と十分にその後の対応についても相談させていただき、当日に抜歯処置を行いました。
処置後お話をよくよく聞いてみると、被せ物が取れたままでしばらく放置されてしまっていたそうです。やはり神経治療を施されているような、大きく削ってある歯に関しては常に割れる・壊れるなどリスクがあり痛みがなくとも早めの対応・定期健診が、抜歯するという最悪の事態を引き起こさないために重要であると考えられます。
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