歯磨きのタイミングについて
投稿日:2020年7月28日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科医師の高津です。
今回は、歯磨きのタイミングについてお話したいと思います。
何年か前に、食べてすぐ歯磨きをすると歯が削れてしまうから、30分待ってから歯磨きをした方がよい、という記事がネットで広まりました。みなさんも聞いたことはないでしょうか?
その記事が出た当時、たくさんの患者さまから問い合わせがありました。相当なインパクトのある内容だったのでしょう。権威のある学会が、それに対する声明を出したくらいです。
なぜ30分待つということになったのかといいますと、食事をした直後は口の中が酸性になり、歯が弱くなります。その時に歯磨きをすると、ブラシで歯が削れてしまうのではないか?という研究があったのです。30分待てば口の中が元の状態に戻るので、待ってからの歯ブラシを推奨する、という内容でした。
現在、その内容に対する大半の歯科医院の答えは、「食べたらすぐ磨いたほうがよい」になっています。
その研究は、患者さまを対象とした研究ではなく、実際はほとんど歯が削れることはありません。それよりも、食べたらすぐ歯を磨いて、口の中の汚れ(歯垢)や食べカスを取ったほうが、よっぽど虫歯予防につながると考えられるからです。
また、朝の忙しい時間に、30分も待っている暇はないですよね。待っている間に歯磨きを忘れてしまうことも考えられます。歯磨きは、食後すぐに行いましょう。
行徳スマイル歯科では、歯の治療はもちろんのこと、虫歯、歯周病予防に力を入れています。ぜひお越しください
高津
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