セラミックによる前歯の審美修復症例(26歳:男性)
治療途中だった部分の仮歯をセラミックで審美修復した症例
▼20代の男性です。右上の前歯(写真:黃丸)の見た目を気にされ、ご来院されました。
他院で仮歯を入れたそうですが、引っ越し等の為に治療を中断してしまったそうです。長期に渡る仮歯の使用で変色が起こり、見た目が悪くなっていました。幸い根の病気等の問題はありませんでしたので、仮歯を外して、被せ物を作ることにしました。患者様は一番前の歯なので見た目を綺麗にしたい、またできるだけ虫歯にならないことも希望されましたので、セラミックの材料で被せ物を作ることに決定しました。
仮歯の除去・土台の形成
仮歯を取り除き、土台の形を整え、歯型を取る直前の状態です。歯ぐきの高さよりも深い所に被せ物の端の位置を設定することで、被せ物の中に虫歯が再発してしまうことを防ぎます。(写真右:歯肉縁下形成といいます。)
歯型の採取
採った歯型になります。歯と歯ぐきの境目が鮮明に出ています。
口腔内の模型を作成
歯型に石膏を流して、被せ物を作る模型を作りました。
セラミッククラウンの製作
当法人の歯科技工士が製作したセラミックの被せ物になります。セラミックは表面がツルツルしていますので、プラーク(歯垢)が付きにくく、虫歯や歯周病になりにくい利点があります。
セラミッククラウンを装着
患者様のお口に入りました。色は左の前歯よりも白くしたいとの希望があり、少し白めに作っています。患者様は希望通り綺麗になったと大変喜んでいただけました。今後は被せた歯と他の歯が長持ちするように、定期的な歯の清掃で通われることになりました。
年齢 | 26歳 男性 |
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治療期間 | 2週間 |
治療回数 | 2回 |
セラミック治療のメリット | ・見た目が美しく、自分の歯の色に近い自然な白さを再現しやすい。 ・歯垢がつきにくく、虫歯・歯周病になりにくい。 ・歯に優しい強度で歯を痛めにくい ・金属アレルギーの心配がない |
リスク・注意点 | ・セラミックは保険がきかないのため費用が高い ・被せ物がまれに割れることがある など。 |