ラバーバム防湿②|市川市の歯医者|行徳スマイル歯科

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ラバーバム防湿②

投稿日:2020年6月9日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科医師の山口です。

前回ラバーバム防湿のメリットやその意義について説明をしました。

前回に引き続き、日本の歯科医院では広く使用されるとはいいがたい、

ラバーバム防湿のその必要性を論文をご紹介しお話しようと思います。

 

まずは、どのくらいラバーバム防湿が普及しているか見てみます。

ラバーダム防湿の使用率
根管治療を専門とする日本歯内療法学会の会員 *1)
  • ・ラバーダム防湿法を必ず使用する … 25%
  • ・ラバーダム防湿法を必ず使用しない … 50%
日本歯内療法学会の会員以外 *1)
  • 必ず使用する … 5%
アメリカ合衆国の根管治療専門医 *2)
  • ・ラバーダム防湿法の使用率 … 90%以上
(参考文献)
1)吉川ら:根管処置におけるラバーダム使用の現状.日歯内療法誌,24:83-86,2003.
2)whitten BH et al : Current trend in endodontic treatment : report of a national surgery. J Am Dent Assoc,127:133-1341,1996

 

世界のスタンダードとはかけ離れた治療が日本では当たり前に行われています。

正直驚きましたが、日本では専門医の先生でさえ4分の1しか必ず、使用しないのです。

 

次に治療の成功失敗の確立を見てみます。

日本における根管治療の不成功率
従来の根の治療の不成功率(日本の場合)
根管処置歯における根尖部X線透過像の発現率(須田 2011年より)

諸外国の根の治療の成功率

 

 

 

 

 

 

 

日本のデータはおそらく、ラバーダムをせず、マイクロスコープや適切な器具を使用せず、時間が限られた中で行われてると予想されます。諸外国のデータと比べると驚愕すべきではないでしょうか?
日本での失敗率は諸外国の成功率と同等です。

 

また、有名な論文がこちらです。

 

The effects of surgical exposures of dental pulps in germ-free and conventional laboratory rats
S. Kakehashi, D.D.S., M.S., B.S.*, H.R. Stanley, D.D.S., M.S., B.S.**, R.J. Fitzgerald, Ph.D., M.S., B.S.
National Institute of Dental Research, National Institutes of Health, United States Public Health Service Bethesda, Md. USA
*Oral Medicine and Surgery Branch, National Institute of Dental Research.
**Chief, Oral Medicine and Surgery Branch, National Institute of Dental Research.

無菌ラットと通常のラットを用意し、歯に穴を開け放置し、経過観察したところ、無菌マウスは病気を作ることなく経過し、通常のラットには、病気ができたという有名な古い論文です。そのため、根の病気も口腔内の細菌感染によって起こるためできる限り、口腔内から遮断した状態での治療が必要となります。

 


しかもこの論文は1965年のもので最近のものではありません。ラバーダム防湿をすることは、きちんとした治療をするには必要不可欠なものといえます。

患者様自身がまだラバーダム防湿をしない治療を受けることを望まれるか、一度考えていただけることをお勧めいたします。

 

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