治療の中断は危険
投稿日:2021年3月16日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科医師の高津です。
今回は、忙しい方や歯科医院が苦手な方などに見られる、治療が完了せず途中のまま放置されてしまっている歯についてのお話です。
お口のなかに治療が終わっていない、仮の詰め物、セメントが入ったまま、などの歯はありませんか?忙しいなどの理由でどうしても歯科医院に行けない方もいらっしゃるかもしれませんが、そのまま放置しておくと、大変なことになるかもしれません。
患者様は、他の歯科医院で治療していた歯が痛いということでいらっしゃいました。なかなか通うことができず、間が空いてしまっていたようです。
お口の中を見てみると、左上の根の治療中の歯にひび割れが入っています。レントゲンの検査をしてみると、根の先の方まで割れていることがわかりました。
患者様に説明し、この歯を残すことはできないことを理解していただいた上で、抜歯しました。
やはりレントゲンの通り、歯が真っ二つに割れていました。このような場合、歯を残すことはできません。
このような結果になったことは残念でなりません。治療の中断が無ければ、割れずに歯を残せた可能性は高かったと思われます。抜歯になってしまったことで、今後より多くの時間と期間、歯科医院に通わないといけなくなってしまいました。
このように、治療を中断してしまうと、残せるはずだった歯や歯の神経を失うことがあります。治療が途中になっている方は、ぜひ行徳スマイル歯科にお越しください。
高津
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