見た目に配慮した虫歯の治療
投稿日:2020年10月6日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科医師の高津です。
先日行いました、虫歯の治療についてお話します。
奥歯の虫歯治療と比べて、前歯の虫歯治療は治療後の見た目に配慮をする必要性が大きいです。なぜなら前歯、特に上の前歯は、口を開けた時、笑った時、話している時、常に人に見える部分だからです。虫歯治療をして、色が合っていない詰め物が入ってしまったり、歯と詰め物の境目に段差ができて形が変わってしまったりすることで、見た目が悪くなってしまい、心理的に口を開けれなくなるということもあります。そのようなことにならないようにするための一つとして、虫歯の削り方を工夫するということがあります。
どういう工夫をするのかというと、前歯の虫歯を歯の表から削っていくのではなく、歯の裏側から削っていきます。歯科医師側からすれば、歯の表から直接虫歯を見ながら削るほうが行いやすいのですが、治療後の見た目に問題が出ます。裏側から行う場合、鏡(デンタルミラー)に映った歯を見ながら虫歯を削るため、技術が不足していれば虫歯を取り残してしまう可能性がありますが、治療後の見た目が綺麗になりやすいです。
この患者さまの歯は表から見ると何もないように見えますが、歯の裏側を見ると黒くなっており、虫歯がありました。
見た目に配慮し、歯の表からではなく、裏側から慎重に虫歯を削りました。
詰め物をつめ、治療を完了しました。
治療後の前からの見た目です。治療前との変化はほとんどありません。
行徳スマイル歯科では、ただ虫歯の治療を行うのではなく、治療後の長持ち、見た目、機能性などを総合的に見た治療を行っています。ぜひお越しください。
高津
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