歯が抜けてしまった方へ
投稿日:2020年3月31日
カテゴリ:スタッフブログ
こんばんは!歯科医師の高津です。
今回は、歯が抜けてしまった状態を放置する危険性について説明します。
むし歯や歯周病で歯が抜けてしまった時、多くの場合入れ歯やブリッジ、インプラントなどの方法で抜けた歯を補います。
しかし、痛みがない、不都合に感じない、治療にお金をかけたくないなどの理由で、歯が抜けた状態を放置する方もいらっしゃいます。
歯を抜けたままにすることには、さまざまな危険があります。
・咬み合わせの変化
歯列にかかる力のバランスが崩れ、隣の歯が移動して抜けた歯の方向に傾いたり、今まで咬み合っていた反対側の歯が伸びてきたりすることで、咬み合わせに変化が起こります。歯が移動して咬み合わせが狂うと、歯の周りの組織にダメージを与えて歯周病になることもあります。また、顎の正常な動きに支障を来して、顎の関節の病気を引き起こす可能性があります。
・咀嚼(そしゃく)の問題
食べ物をよく咬み砕くことができずに飲み込んだ場合、消化吸収が悪くなります。
・発音への影響
特に上あごの前歯がないと、空気が抜けて発音がしにくくなります。
・見た目の変化
咬む力が衰えるため、顔の筋力が低下します。しわやたるみが増えるだけでなく、ほほが下がるため、老け顔になってしまう可能性があります
・精神的な影響
歯がないことに劣等感をもち、精神的に悪影響が出ることもあります。
このように、歯が抜けてしまった状態を放置することはとても危険です。将来的に多くの歯を失ってしまう可能性があります。また、歯だけでなく身体にも影響を及ぼしてしまいます。
抜けてしまった歯を補うのに、入れ歯やブリッジ、インプラントなどの治療方法があります。詳しい説明をお聞きになりたい方は、ぜひ行徳スマイル歯科までお越しください。
高津
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