虫歯治療の様々な考え方
投稿日:2021年4月6日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科医師の高津です。
今回は、虫歯治療の様々な考え方についてお話します。
虫歯治療は虫歯を削り取り、詰め物をすることが一般的です。
その虫歯の削り方に様々な考え方があります。
神経に非常に近い大きな虫歯の場合、虫歯を全部取り切ると神経が出てしまうことがあります。そこで考え方が分かれます。
まず①全部取り切って、神経が出てしまった場合、痛みなどの症状が無ければ、神経を保護する薬で保護して、詰め物をして治療を完了する。という考え方。
もう一つは②神経に近い虫歯は取り切らずに少しだけ残したまま詰め物をして治療を完了する。という考え方。
②の考え方は虫歯を残すということで、気持ちが悪いと思われるかもしれませんが、しっかりと詰め物でうまく歯と接着させることができれば、虫歯は何も悪さをせず神経も問題なく生き続けるといわれています。
歯には修復機能があるので、虫歯から逃げるように神経が小さくなります(虫歯と神経の間に距離ができる)。それを利用して、②の治療後、数か月~半年以上間をあけて、再度治療し直し、残った虫歯を全て取り切る。という方法もあります。しかし、それを行わず②の治療で完了という形でも結果に差はない(神経は生き続ける)ともいわれています。
虫歯治療一つでも、このように様々な考え方があります。行徳スマイル歯科では、患者様のご希望に合った治療のご提案をさせていただきます。ぜひ、お越しください。
高津
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