身近な危険~子供の歯ブラシ
投稿日:2020年8月24日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。歯科医師の山口です。
今日は子供の歯ブラシは意外にも危険であるというお話です。
東京消防庁のまとめによると東京消防庁管内では平成27年から令和元年までの5年間に、5歳以下の乳幼児が歯みがき中に歯ブラシで受傷した事故により、197人が救急搬送されています。
1年間で40人ほどの件数です。
・歩きながら歯みがきしていて、歯ブラシをくわえたまま、顔から転倒した。
・歯みがき中よそ見をして、台からすべり落ちた。
・歯みがき中にふざけて兄弟とぶつかり、歯ブラシがのどにささった。
・ソファーから落ちて、くわえていた歯ブラシが喉に刺さりそうになった。
などこのようなときに事故が起きています。
お口の奥は気管や食道の入口になっていますが、そのさらに数センチ奥には脳があります。
かつて割りばしが貫通し、なくなってしまったお子さんのニュースがありました。
乳幼児の歯磨きは必ず目の届くところで、座ってやりましょう。
子供は大人の真似をします。どうしても大人が歯ブラシをくわえたまま歩いたり、立って歯ブラシをしていれば真似をします。
面倒ではありますが、小さなお子様がいらっしゃるご家庭では大人も座って。くわえたままにしない。を心がけましょう。
自分の自宅では4歳と2歳の子供がおり今では歯ブラシはすっかり座ってやるもの。が習慣化しています。
痛ましい事故を避けるためにも注意してください。
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