タバコと歯科の関係について
投稿日:2020年6月30日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科医師の高津です。
今回は喫煙(タバコ)についてお話します。
行徳スマイル歯科では患者様に禁煙を推奨しています。
理由はタバコに含まれる有害物質が、お口の中で様々な問題を起こしてしまうからです。
①タバコの煙のせいで口の中が燻製状態になります。その結果、歯ぐきの血流が悪くなり、歯周病菌から歯ぐきを守る免疫細胞の働きを邪魔してしまい、歯周病にかかりやすくなります。また、血流が悪くなり本来ならば歯周病で腫れてしまう歯茎の腫れが少なくなります。歯ぐきの腫れが目立たないので歯周病の発見が遅くなってしまうことがあります。
②炎症を起こした組織を治す細胞の働きも邪魔してしまいます。治療をしても、治るのに時間がかかってしまい、再発の可能性も高くなります。
例えば、歯を抜いた後や歯周病の治療をした後、傷が治るのが遅くなり、細菌に感染しやすくなります。インプラント手術にしても、タバコの影響で骨とインプラントがうまくくっつかないことがあります。そうなると、治療をやり直し、もしくはもうできなくなってしまいます。
③タバコの煙に含まれる発がん性物質によって、お口の中でもがんになるリスクが高くなります。舌や歯ぐき、粘膜に異常を感じたら、歯科医院を受診することを薦めます。
タバコがお口の中で様々な問題を起こしてしまうことがおわかりいただけたでしょうか。
悪いことはわかっていても、どうしてもやめられない方は、禁煙外来を受診されるのも良いかもしれません。
行徳スマイル歯科では、これからも患者様が健康で生活できるようにサポートしていきます。ぜひお越しください。
高津
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