タバコと歯科の関係について 続き
投稿日:2020年7月7日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科医師の高津です。
前回、タバコがお口の中で様々な問題を起こしてしまうことをお伝えしました。今回も引き続きお話したいと思います。
とあるアンケートの結果で、「タバコの悪影響として、関連がありそうなのは?」という質問に、「口臭」「歯の変色」と答えた方が8割以上だったそうです。
アンケートで「歯周病」と答えた人はわずか2%だったそうです。私としては、患者さまの多くが歯周病とタバコの関係を知っていると思っていましたが、それは大きな間違いでした。しっかりとお伝えしていく必要があると感じました。
アンケートで「虫歯」と答えた人は1人もいなかったそうです。
タバコを吸うと実は虫歯にもなりやすくなります。タバコを吸う方は吸わない方に比べて約3倍、虫歯にかかりやすいというデータもあるそうです。
大きな理由としては、喫煙により唾液の量が減少することが挙げられます。タバコを吸うと自律神経の働きによって唾液が分泌されにくくなり、唾液の量が減ると口腔内の細菌を洗い流す自浄作用が低下します。その結果、虫歯の原因である歯垢が溜まりやすくなってしまうのです。虫歯の原因となる細菌の繁殖が進んでしまい、虫歯ができやすくなってしまいます。
以上です。タバコがお口の中で様々な問題を起こしてしまうことを2回に分けてお伝えしました。少しでもご理解いただけたら幸いです。
行徳スマイル歯科では、これからも患者様の健康に良い治療と情報の提供を行っていきます。ぜひお越しください。
高津
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