見た目に配慮した前歯の虫歯治療について
投稿日:2021年1月5日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科医師の高津です。
先日行いました、前歯の虫歯治療についてお話します。
以前のブログでもお伝えしましたが、奥歯と比べて、前歯の虫歯治療は治療後の見た目に気をつけなければいけません。せっかく虫歯が無くなっても、見た目が悪くなってしまうようでは、患者様によっては嫌な気持ちになるかもしれません。そのようなことにならないように、今回も虫歯の削り方を工夫して治療を行いました。
患者様は上の前歯がしみるということでいらっしゃいました。
前から見ても虫歯は無いように見えます。
しかし、裏側からみると前歯の歯と歯の間で黒く虫歯になっていました。
歯科医師からすれば、前歯の表側から削ったほうが虫歯を取りやすいのですが、その後に詰める白いプラスチック樹脂(コンポジットレジン)の色を天然の歯に完全に一致させるのは非常に難しく、明らかに治療したという感じが出やすいのです。
前歯の裏側から削ると、表側の天然の歯が多く残せるので、見た目が大きく変化しません。ただし、裏側から削ると、かみ合わせに影響することがありますので、そこを考えながら治療を行う必要はあります。
患者様と相談し、今回は歯の裏側から虫歯を治療することになりました。
治療中。やはり虫歯は中で広がっていました。
虫歯を取りました。
詰め物を歯の裏側から詰めました。
となりの歯も治療しました。
前から見ても治療前の見た目とほとんど変化はありません。
行徳スマイル歯科では、患者様の心情に配慮した治療を心がけております。ぜひお越しください。
高津
■ 他の記事を読む■