取り残されやすい、奥歯の虫歯について
投稿日:2020年12月30日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科医師の高津です。今日は取り残されやすい奥歯の虫歯についてお話します。
虫歯治療と聞くと、歯医者の基本的な治療で簡単なものと思われる方も多いと思います。しかし、虫歯の大きさや歯の場所で難易度は大きく変わります。そのため、聞いて驚かれるかもしれませんが、虫歯が取り残されていることがしばしば見られます。その中でも下の奥歯が多いのではないかと私は感じています。その原因は、奥歯なので暗くて見にくいことや、麻酔が効きにくいこと、舌があって虫歯を削りにくいことなどが挙げられます。
この患者さんは、下の奥歯に穴が空いていますが、痛みはないとのことです。
確認のためレントゲンを見てみると、穴が空いている部分の他に、歯の真ん中の詰め物の下に虫歯と思われる黒い影があり、取り残した虫歯の上に詰め物がされていると考えられました。
虫歯は神経に非常に近く大きなものでした。虫歯の特徴は歯の中で大きく広がりますが、入り口が小さいため、これだけ大きくてもしみたり痛みが出ないことが多々あります。
神経を傷つけないように虫歯を削り、新たに詰め物を詰め直しました。後日いらしたとき、痛みは出なかったとのことです。痛みが出る前に治療ができたので良かったです。
行徳スマイル歯科では、精密な検査、精密で丁寧な治療を心がけております。ぜひお越しください。
高津
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